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名作映画とジャズスタンダード曲紹介【As time goes by(時の過行くままに)】byカサブランカ

1943年、第二次世界大戦の真っ只中に製作された大ヒット映画カサブランカ。「君の瞳に乾杯」という今なら寒いギャグにもならない台詞もこの世界観なら許せちゃう。ハードボイルドを地で行く男と今の時代にも通用する絶世の美女が織り成す、未だ名作と語り継がれる不屈のラブロマンス。

そして、本映画を彩る名曲、JAZZのスタンダード曲としても知られるAs time goes by(時の過ぎ行くままに)のご紹介です。

目次

あらすじ(内容紹介)

そこは自由を求める人々、最後の拠り所。運命が交差する場所。ナチスに追われるレジスタンスの指導者ラズロ(ポール・ヘンリード)は、カサブランカを経営するリック(ハンフリー・ボガート)を頼って店に現れる。リックはシニカルな性格のアメリカ人で、他人の面倒ごとには首を突っ込みたがらない。ましてや、ビクターの妻がかつて彼が愛してやまなかった女性イルザ(イングリッド・バーグマン)であるなら、なおのことだった。苦悩するイルザは、自らの身と引き換えにラズロを亡命させてくれるよう懇願する。愛する女性と多くの命への責任を背負い、重大な選択を迫られるリック – 運命の時は刻一刻と近づいていた…。 アカデミー賞(R)作品賞を含む3部門を受賞した、永遠のラブ・ストーリーがハイデフィニション映像と豊富な映像特典で現代に蘇る。かつてない高画質と高音質で鑑賞する映画体験は、この不朽の名作に全く別の意味を与え、新たなる旅立ちさえも予感させる。 (アマゾンより引用)

 今の時代に忘れ去られたダンディズム

ヒロインを演じるイングリッド・バーグマンは文句なく絶世の美女。古き時代に活躍された女優さんは本当に絵に描いたような美人さんが多いですね。一方の主人公を演じるハンフリー・ボガード。全くの私見ですがとりわけ男前という訳でなく、一見すると普通のおじさんに見えなくもありません。しかしその立ち振る舞いがハードボイルドそのもの。男の美学というか、余裕というか、やせ我慢というか・・・。

 

男は年齢を重ねていくに連れ、ビジュアルよりも立ち振る舞いで格好良くなりたものですね。本映画のハンフリー・ボガードが演じるリックはそのお手本になるような男です。しかしやりすぎは禁物、ドン引きされる恐れもあります(^^;)あくまでも自然に振舞える程度で見習いたいものです。

戦時中故に反枢軸国の要素も強め

 古き映画は戦争の悲劇を題材に取り上げることが多いです。本ブログでも記事にした『サウンド・オブ・ミュージック』もナチスがらみの話がありますし、シェルブールの雨傘のように戦争によって引き裂かれた恋人・・・。ド定番の設定です。

 

本映画も戦争絡みでの恋愛ではありますが戦時中故か反枢軸国の要素は強め。随所に愛国心をあおるようなシーンが散りばめられています。

As time goes by(時の過行くままに)

ここからは曲の紹介です♪

色々なアレンジの演奏を堪能してください。

映画内での名シーン、この曲はここから

さて本映画で主人公のリック(ハンフリー・ボガート)とイルザ(イングリッド・バーグマン)の再会のシーンで流れるのがこの曲。

サムを演じるドーリー・ウィルソン が弾き語りで歌います。

 

邦題の時の過ぎ行くままにというのはどうも誤訳のようです。

歌詞的には「愛の普遍性」を説いたような内容なので時が過ぎてもという方が正しいようですね。この曲は本映画のために作られた訳ではなく『Everybody’s welcome』というミュージカルで使われたのがオリジナルだとか。ただそこまで大きくヒットしなかったようなのでAs time goes byという曲を有名にしたのは本映画ということで良いと思います。

デクスター・ゴードンの哀愁漂うテナーの音色で

youtu.be

切ないメロディに哀愁漂うテナーの音色は良く似合います。デクスター・ゴードンは本ブログでも紹介したことのあるラウンド・ミッドナイトという映画でこの曲を披露しています。

JAZZマンの孤高の生き様を堪能できる映画3選

ビル・エバンスの甘美なピアノで

 

静粛のピアニストのビル・エバンスの演奏です。甘美なバラードを演奏させたらJAZZ史上、彼の右に出るものはいないでしょう。インタープレイの提唱者だけあり、ピアノの美しい音色だけでなくベースの低音とのコントラストも素晴らしいです。

女性ボーカルで

 

最後は女性ボーカル。主に大阪で活躍されている森川七月さん。私は現在は東京在中なのでなかなか、ライブにはいけないのですが数年来のファンです。

7年前くらいに一度、ライブに行ったな~。彼女の色気ある低音ボイスはまさにJAZZを歌うにピッタリでオススメです!

まとめ

As time goes byという曲はJAZZに興味を持つまで全く知りませんでした。シネマミュージックを取り上げたサックスのJAZZスタンダードCDでこの曲を知り、瞬く間に気に入りました。その後、近所のレンタル店に行き、カサブランカを借りることになります。本映画はアメリカ史上、屈指の名作ですが私にとっては音楽がきっかけで出逢えた映画です。

・・・何分、古い映画ですので正直、そんなに期待はしてませんでしたが良い意味でベタというか王道の恋愛ストーリという印象でした。

今回はAmazonビデオで無料で観れることを知り、久しぶりに視聴しました(^^)/

 

もしAmazonのプライム会員でまだカサブランカを観たことがない方は、ぜひ名曲As time goes byと共に希代のラブロマンスを堪能してみてください(^^)

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