ソニー・ロリンズおすすめ名盤5選【ジャズテナーサックスの最高峰】

ジャズテナーサックス奏者のソニー・ロリンズ

豪快で艶のある音色はテナーサックスの特徴を究極まで引き出しているといっても良いでしょう。

それに加え原曲以上にメロディアスなアドリブを繰り出す音楽センスを持ち合わせ、若くして多くのジャズミュージシャンに神格化されてきました。

豪快な見た目と演奏とは裏腹にとても繊細な方だったようですが・・・。

今回はソニー・ロリンズをおすすめの名盤と共に紹介します(^^)

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ソニー・ロリンズについて

 ソニー・ロリンズのプロフィール

出生名:Theodore Walter Rollins
生誕:1930年9月7日
出身地: ニューヨーク州
担当楽器:テナーサックス

ソニー・ロリンズの経歴

年号 内容
1930年 9月7日、ニューヨーク州で生まれる。7歳でルイ・ジョーダン影響でサックスに興味を持ち、11歳でアルトサックスを始め、高校時代にテナーサックスに持ち替える。
1949年 レコーディング初体験。J・J・ジョンソン、バド・パウエルらと共演を果たす。
1951年 初のバンドリーダーとしてのレコーディングを行い、プレスティッジ・レコードと契約する。
1954年 音楽活動を停止しシカゴへ
1955年 クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテットのメンバーとして音楽活動を再開する。
1956年 リーダーアルバム『サキソフォン・コロッサス』が大ヒット。今も尚名盤中の名盤と語り継がれる。
1957年 『ニュークス・タイム』『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』を発表。
1959年 自身の演奏を見直すために引退。この間は主にウィリアムズバーグ橋で練習を行う。
1961年 音楽活動再開。RCAビクターと当時のジャズミュージシャンとしては破格の待遇で契約を結ぶ。
1962年 『アワ・マン・イン・ジャズ』を発表。フリージャズのアプローチを見せる。
1963年 初の日本公演を行う。
1966年 イギリス映画『アルフィー』の音楽を制作を担当。
1969年 三度目の活動休止。
1972年 マイルストーン・レコードにて復帰。『ネクスト・アルバム』では、エレクトリック・ジャズを取り入れる。
1981年 ローリング・ストーンズ『刺青の男』のレコーディングに参加し話題を呼ぶ。
1989年 サックス奏者ブランフォード・マルサリスと『JAZZに恋して』で共演。
2006年 アルバム『ソニー・プリーズ』を発表。翌年にはカーネギー・ホールで50周年コンサートを行う。
2008年 再来日を果たし、日本で公演を行う。

テナーサックス奏者なら誰もが憧れる早熟の天才

ソニー・ロリンズはジャズテナーの代名詞と言っても過言ではないと思います。

強靭な体躯から繰り出す音色は豪快で艶があり、歌心あるアドリブ演奏は原曲よりメロディアスでアイデア溢れる極上のもの。

ビ・バップ、ハードバップ(コード進行に沿ってアドリブが演奏される)において最高の演奏をするジャズミュージシャンの一人です。

彼はニューヨークのハーレムの高級住宅街にあるシュガー・ヒル地区に生まれ、チャーリー・パーカーやセロニアス・モンクと近所付き合いしながら楽器の腕を磨いたという何とも恵まれた環境で育ちました。

ご本人の努力もあり、その才能は若い頃から際立っていました。

しかし彼はそれこそ1940年代から2000年代まで長く現役で活躍されているのですが、その間、3度引退してます。

  • 1954年
  • 1959年
  • 1969年

1度目の引退はどうもドラッグ絡みのようです(^^;)

2度目と3度目は音楽性にいきづまってのこと。特に2度目はオーネット・コールマンのフリージャズに衝撃を受けたことが大きいみたいですね。

1950年代末頃にはビ・バップ、ハードバップのようなコード進行に沿ってアドリブを演奏する手法はどうしても似たようなフレーズになってしまい、マンネリ化が否めない時期でした。

当時、最高のジャズミュージシャンの一人だったソニー・ロリンズはコード進行に沿ってのアドリブに限界を感じていたのかも知れません。

コード進行から解き放たれたオーネット・コールマンの演奏を見せつけられ、自身を無くした彼は引退し、橋の下で練習に励んだそうな・・・。

復帰した1960年代のソニー・ロリンズはフリージャズの影響をもろに受けた演奏スタイルに変貌をとげ、そして1969年にまたもや引退(^^;)

その後、再び復帰してからは様々な分野に挑戦し、近年まで老練な演奏を聴かせてくれてますが、その経緯の中で専ら評価が高いのが1950年代の作品に集中しています。

若かりし頃、自身で打ち立てた最高傑作を打破できずに悩んで試行錯誤したきた感もあります。

ソニー・ロリンズは早熟の天才と言えるのかも知れません。

勿論、晩年の演奏も素晴らしいですし、長年、第一線で活躍されているのは3度も引退しながらも自身の音楽を追求し努力した結果だと思います。

モダンジャズ全盛の頃から現在に至るまでソニー・ロリンズはサックス奏者なら一度は憧れる存在なのです。

ソニー・ロリンズおすすめの名盤①

 サキソフォン・コロッサス

※Amazonプライム会員の方は無料で視聴できます。

ジャズの名盤の中でも指折りに数えらるほどのアルバムです。

ソニーロリンズに興味が持っていただけたならまずこの1枚だけでも聴いていただきたいです。

収録曲

  1. セント・トーマス
  2. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ
  3. ストロード・ロード
  4. モリタート
  5. ブルー・セヴン

サキソフォン・コロッサスのおすすめ曲

『セント・トーマス』と『モリタート』がおすすめです。『セント・トーマス』はユニークで遊び心のあるアドリブでソニー・ロリンズの演奏のなかで最も有名な一曲です。『モリタート』はスタンダート曲『マック・ザ・ナイフ』と同一曲です。シンプルな曲ですが歌心溢れる演奏は絶品です。

ソニー・ロリンズおすすめの名盤②

テナー・マッドネス

もう一人のテナーサックスの雄、ジョン・コルトレーンとの共演で有名なアルバムです。当時はまだソニー・ロリンズの方が格上って感じかな~。

早熟のソニー・ロリンズに比べジョン・コルトレーンは大器晩成型だったので(^^;)

でもこの頃でもジョン・コルトレーンの真骨頂でもあるシーツオブサウンズ(休む間もなく音を敷き詰めるように演奏する手法)の片鱗が垣間見れます。

そして二人の共演はこちらのアルバムの一曲のみと大変貴重な音源でもあります。

収録曲

  1. テナー・マドネス
  2. 恋人が行ってしまったら
  3. ポールズ・パル
  4. マイ・レヴェリー
  5. 世界一美しい娘

テナー・マッドネスのおすすめ曲

もう『テナーマッドネス』の一択ですね。歴史に名を残す2大ジャズテナーの競演を堪能してください(^^)

ソニー・ロリンズおすすめの名盤③

ウェイ・アウト・ウエスト

アルバム名からイメージできる通り、西部劇映画の楽曲をカバーしているアルバム。

特筆するべきはピアノレスでサックス・ベース・ドラムスからなる通称サックス・トリオでの演奏であるいうこと。

ピアノレスだと心許ない感じもしますがロリンズのアドリブ演奏が冴えわたり、大変評価が高い一作です。

収録曲

  1. 俺は老カウボーイ
  2. ソリチュード
  3. カム、ゴーン
  4. ワゴン・ホイール
  5. ノー・グレイター・ラヴ
  6. ウェイ・アウト・ウエスト
  7. 俺は老カウボーイ (別テイク)
  8. カム、ゴーン (別テイク)
  9. ウェイ・アウト・ウエスト (別テイク)

ウェイ・アウト・ウエストのおすすめ曲

『カム、ゴーン』『ワゴン・ホイール』がおすすめ。ピアノレスであっても全く問題ないってほどソニー・ロリンズの演奏が冴えわたってます。

 ソニー・ロリンズおすすめの名盤④

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜

名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」で初めて録音されたアルバム。

こちらもピアノレスのサックス・トリオの編成ですね。

ライブ音源なので当然、演奏も一発勝負。スリルと臨場感のもとロリンズの演奏が堪能できる一作です。

収録曲

  1. オールド・デヴィル・ムーン
  2. 朝日のようにさわやかに
  3. ストライヴァーズ・ロウ
  4. ソニームーン・フォー・トゥー
  5. チュニジアの夜
  6. 言い出しかねて

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜のおすすめ曲

スタンダードの『朝日のようにさわやかに』『チュニジアの夜』がおすすめ。『チュニジアの夜』はトランペットとテナーサックスの掛け合いのイメージがありますが、テナー1本でも迫力満点の演奏です。

ソニー・ロリンズおすすめの名盤⑤

アルフィー

全部1950年代だとアレですので最後は1966年の作品を。

映画のサントラCDで大編成のバンドをバックにロリンズの演奏を堪能できます。

今までの小編成の時とは違った印象のアルバムです。

映画のサントラだけあって演奏曲もキャッチーで聴きやすいです。

収録曲

  1. アルフィーのテーマ
  2. ヒーズ・ヤンガー・ザン・ユー・アー
  3. ストリート・ランナー・ウィズ・チャイルド
  4. トランジション・テーマ
  5. オン・インパルス
  6. アルフィーのテーマII

アルフィーのおすすめ曲

やはりと言いますかタイトルになっている『アルフィー』を聴いていただければと思います。歌謡曲のような印象も与えるこの曲は当時、日本でも人気が高かったようです。

Amazon『Prime Music』で聴けるソニー・ロリンズ

 無料で聴けるソニー・ロリンズのアルバム

  • サキソフォン・コロッサス
  • ソニー・ロリンズ・イン・コペンハーゲン・1968
  • Jazz Masters – Sonny Rollins Vol 1
  • ソニー・ロリンズ・プレイズ
  • What’s New?

Amazonのプライム会員だと上記、5つのアルバムが無料で聴けます。

今回、紹介したアルバムのうち1つ含まれてますね。

既にプライム会員の方は一度、聴いてみてください(^^)

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まとめ

ソニー・ロリンズは当然ながら他にも名盤と呼ばれる作品を多く残してますが、今回は上記の5選を紹介させていただきました。

またクリフォード・ブラウン、マイルス・デイビス、セロニアス・モンクといったジャズミュージシャンのサイドでも名演奏を披露してますが今回はリーダー・バンド作に絞らさせていただきました。

以上、ソニー・ロリンズのお気に入りの1枚が見つかれば幸いです(^^)

 

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