おすすめジャズのアルトサックス編です。
サックスの中でも中~高音域を得意とする楽器で「女性の声」の音域に似ていると言われていてキレイで華やかな音色が特徴。
ジャズだけでなくクラッシクやポップスでも人気に高い楽器です。
今回はモダンジャズからスムーズジャズまで初心者の方でも聴きやすい曲をチョイスしながらおススメのジャズミュージシャンを紹介します(^^)
おすすめジャズアルトサックス① チャーリー・パーカー
Confirmation
まずはチャーリー・パーカー。
1940年代以降のモダンジャズのアルトサックス奏者のほとんどがチャーリー・パーカーの影響を受けていると言われているほどジャズ界においては偉大な人物。
バードという愛称で親しまれ、彼の半生は映画にもなりました。
紹介する曲はチャーリー・パーカーの代表曲『Confirmation』。
流麗なアドリブを堪能してください。
おすすめジャズアルトサックス② キャノンボール・アダレイ
Work Song
ソウル・ジャズの立役者と言われるアルトサックス奏者。
マイルス・デイビスのバンドや弟(ナット・アダレイ)とのバンドで名を馳せ、巨体を揺らしながら抜群のリズム感とテクニックを駆使したファンキーな演奏でファンを魅了し続けました。
ソウル・ジャズの代表曲『Work Song』でキャノンボール・アダレイの演奏をお楽しみください。
おすすめジャズアルトサックス③ ポール・デスモンド
Take Five
ウエストコースト・ジャズの代表的なアルトサックス奏者。
ジャズ・ピアニストのデイヴ・ブルーベックのバンドのエースとして長年活躍しました。
当時としては珍しくチャーリー・パーカーの影響を受けていない、和やかで優しい音色でユニークなアドリブが彼の持ち味。
『Take Five』はポール・デスモンドが作った曲で日本では1,2を争うほどジャズスタンダードの中では有名で人気の高い曲です。
『Take Five』が収録されているアルバムはこちら
おすすめジャズアルトサックス④ アート・ペッパー
You’d Be So Nice to Come Home To
日本でも人気の高い、アルトサックス奏者。
甘い音色と哀愁のある演奏を特徴とする1950年代、ジョン・コルトレーンの影響を受け、すざまじいブロウのもとアドリブを展開する1970年代と大きくプレイスタイルが分かれます。
今回紹介するのは前期の演奏。
『You’d Be So Nice to Come Home To』でお楽しみください。
『You’d Be So Nice to Come Home To』が収録されているアルバムはこちら
おすすめジャズアルトサックス⑤ ジャッキー・マクリーン
LEFT ALONE
情緒的な演奏で魅せるアルトサックス奏者。
自他共に認める「パーカー派」のジャッキー・マクリーンですが、チャーリー・パーカーのように天才的なひらめきとテクニックで魅せるタイプではなく、チャーリー・パーカーの演奏スタイルを踏襲しつつもどこか人間味のある演奏が特徴のミュージシャンです。
紹介する曲は『LEFT ALONE』。
彼の代名詞ともいえる曲です。
おすすめジャズアルトサックス⑥ ソニー・スティット
Lover Man
アルトサックス・テナーサックスの両方で活躍したミュージシャン。
アルトサックスの時の演奏スタイルはチャーリー・パーカーと共通点が多く、「非常に似ている」と言わることが多く、テナーサックスも演奏するようになったとか・・・。
勿論、パーカーと共通点が多いと言わることは優秀な奏者である証拠。
『Lover Man』でブルージィな演奏を堪能してください。
おすすめジャズアルトサックス⑦ 渡辺貞夫
The Shadow of your Smile
ナベサダの愛称で親しまれるアルトサックス奏者。
80歳を超える年齢ながら未だ現役の日本ジャズ界の巨匠です。
以前、本ブログでご紹介した映画『ふたたび-swing me again-』にもゲスト出演されていました。
ふたたび-swing me again- 【映画感想】ジャズは差別や偏見を乗り越えれる音楽なのか!?
紹介する曲は『The Shadow of your Smile』。邦題『いそしぎ』で知られるジャズのスタンダード曲です。
おすすめジャズアルトサックス⑧ デイヴィッド・サンボーン
Smoke Gets in Your Eyes
現代におけるジャズフュージョン界の代表的なサックス奏者。
まるで泣いているかのような独特の音色、ファンキーな演奏に魅了されるファンが多い。
サックスを始めたきっかけが子供の頃に患った小児麻痺のリハビリだとか・・・。
オリジナル曲にも名曲がたくさんありますが、ここではジャズスタンダードの『Smoke Gets in Your Eyes』の演奏をご紹介します。
おすすめジャズアルトサックス⑨ デイヴ・コーズ
Over The Rainbow
サックスという楽器の良さを堪能するには彼の演奏が一番良いかもしれません。
独特な演奏という訳でなく「素直に上手い」と思わせる演奏です。
スムーズ・ジャズ、フュージョン奏者なのであまりジャズっぽい感じがせず、バリバリのモダンジャズが好きな人(映画『ラ・ラ・ランド』の主人公、セブのような)にはあまり受けが良くないかもしれませんが(^^;)故に初心者の最初の1枚としては良いかと思います。
曲は『Over The Rainbow』。映画『オズの魔法使い』の主題歌ですね。
デイヴ・コーズのアルバムで『At the Movies』はジャズでよく演奏される映画音楽をサックス演奏で堪能できる1枚。
名盤も勿論、良いですがジャズ初心者方はこのようなアルバムから入るのも良いかも知れません。
おすすめジャズアルトサックス⑩ 寺久保エレナ
MY FOOLISH HEART
現在、日本で活躍する女性アルトサックス奏者は結構多いです。
(逆にテナーは少ない・・・)
いずれ女性アルトサックス奏者だけを取り上げた記事を書こうと思いますが、今回は寺久保をエレナをご紹介します。
天才・女子高生サックス奏者として2010年に鮮烈なデビューを飾り、アメリカ留学を経て日本の代表的、アルトサックス奏者に。
今回はデビューアルバムの中からの1曲『MY FOOLISH HEART』を紹介します。
まとめ
モダンジャズでアルトサックスといえばチャーリー・パーカー。
チャーリー・パーカーはモダンジャズにおいては絶大なる影響力をもったミュージシャンなので同じ楽器を演奏する者なら、尚更強い影響下にあるのは想像に難しくありません。
今回、紹介した奏者もモダンジャズから活躍する方はほとんどパーカー派です(^^;)
ですので少しバリエーションを持たせようとフュージョンやスムーズジャズの奏者も加えて見ました。
冒頭でも述べましたがアルトサックスは幅広いジャンルで花形楽器として活躍してますので(^^)
お気に入りのアルトサックスの演奏があり、ジャズが好きになるきっかけになれば幸いです(^^)
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