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ジョン・コルトレーンおすすめ名盤5選【進化し続けたジャズの求道者】

ジャズテナーサックス奏者のジョン・コルトレーン。

大器晩成で早逝の天才。彼が第一線で活躍したのは10年程度です。それでもチャーリー・パーカー、マイルス・デイビスと並び称されるほどジャズ界に大きな影響を与えたミュージシャンです。

今回はジョン・コルトレーンをおすすめの名盤と共にご紹介します(^^)

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目次

ジョン・コルトレーンについて

ジョン・コルトレーンのプロフィール

出生名: John William Coltrane
生誕:1926年9月23日
出身地: ノースカロライナ州
担当楽器:テナーサックス

ジョン・コルトレーンの主な経歴

年号内容
1926年ノースカロライナ州で生まれる。13歳の頃ハイスクール・バンドでクラリネットを始める。その後、レスターヤングに憧れテナーサックスに興味を持つが、母の勧めでアルトサックスに始める。
1946年プロとして活動開始。エディ・クリーンヘッド・ヴィンソンのセプテッドに起用された際にテナーサックスに転向。1949年にディジー・ガレスピーのバンド等に所属するがほとんど無名だった。
1955年マイルス・デイビスのバンドに加入。当時大スターだったマイルスのバンドに加入したお陰で少しずつ名が知れわたる。
1957年麻薬が原因でマイルスバンドを脱退(クビ)。その後はセロニアス・モンクのバンドに加入し音楽の知識を学ぶ。同時に麻薬断ちをする。この年に「ブルートレイン」を録音。58年にはマイルスバンドに再加入。モンクのバンドで修行を重ねたコルトレーンは徐々に頭角を表す。
1959年歴史的大ヒットとなったマイルスバンドの「カインド・オブ・ブルー」にメンバーとして参加。「ジャイアントステップス」もこの年に発表。
1960年マイルスバンドを脱退し自身のバンドを率いて活動する。この年リリースされた「マイ・フェイバリット・シングス」の演奏で用いたソプラノサックスが一躍、脚光を浴びる。
1961年インパルスレコードに移籍。この頃のライブの演奏は激烈を極めるものだったがレコードでは商業的な成功も考慮し62年作の「バラード」や「デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン」のような大衆受けする作品も残した。
1964年「至上の愛」を発表。この頃からフリージャズの色が強くなる。
1965年アルバム『アセンション』を発表。完全にフリー・ジャズに傾倒し賛否両論を呼ぶ。
1967年7月17日、肝臓がんで亡くなる。

今も尚、多くのミュージシャンから尊敬されるジャズ界のカリスマ

https://youtu.be/S1GrP6thz-k真摯に音楽を追求する姿勢はテナーサックス奏者やジャズミュージシャンの枠を超えて今も尚、多くのミュージシャンから尊敬を集めてます。1926年生まれで同時期に活躍したテナーサックス奏者のソニー・ロリンズは4つ下、そしてマイルス・デイビスとは同い年です。マイルス・デイビスとは師弟関係のようなイメージもあるので同い年とは意外です。

ジョン・コルトレーンが遅咲きだった理由として兵役があった(マイルスは何故か兵役を逃れているらしいです)こととデビュー当時はアルトサックスを演奏していてテナーサックス奏者に転向するまでにある程度の期間が必要だったようです。後は慎重な彼自身の性格とドラッグの影響も多少あるようです(^^;)

ジョン・コルトレーンの飛躍のきっかけになったのはマイルスのバンドをクビになりジャズピアニストのセロニアス・モンクのバンドに加入したことが挙げられます。
コルトレーンはモンクのバンドにいた時のことをこのように語っています。

モンクとの仕事は私にとって最上級の音楽の建築士に近づきになる機会だった。彼からはあらゆることを学んだと思う。感覚的にも理論の上でもテクニックの面でも。私がモンクに音楽に関する悩みを相談すると、彼はいつもピアノの前に腰を下ろして、実際に演奏しながらその答えを教えてくれるんだ。彼の演奏をみていれば、自分の知りたかった答えを見つけることができるし、まったく知らなったことについても多くのことを知ることができた。モンクはテナーサックスで同時に2つや3つの音を出す方法を最初に教えてくれた一人だった。
(「マイルスVSコルトレーン」から抜粋)

モンクのバンドに加入したきっかけは麻薬に溺れ演奏中もだらしない姿勢を見せていたコルトレーンに対し、マイルスが罵倒していたところモンクが見かねて自身にバンドに誘いました。
そこで飛躍するきっかけを見出し、麻薬断ちまで成功するのですからモンクのバンドでの活動はコルトレーンにとって大きな影響があったと言えるでしょう。
ジョン・コルトレーンが脚光を浴びるのは再びマイルスのバンドに加入してから。脱退後、2年でコルトレーンを自身のバンドに呼び戻すのですからマイルスはコルトレーンをモンクのところに修行に行かせたような感じになってますね(^^;)

再加入後はマイルスの期待に応え、ソニー・ロリンズと双璧になるほどのテナーマンに成長します。

ここからは怒涛の快進撃です!

マイルスのバンドでのキャリアとしては世界的大ヒットとなった『カインド・オブ・ブルー』に参加し、自身のリーダー作としては革新的なアルバムを次々に発売していきます。(詳細は次のおすすめ名盤で紹介します)

1967年、死の2カ月前まで魂の演奏を続け、7月17日に早すぎる死を迎えました。
1965年以降は完全にフリーに傾向し賛否を呼びますが音楽に取り組む真摯な姿勢は多くのミュージシャンの尊敬を集めました。

ジョン・コルトレーンおすすめ名盤①

ブルー・トレイン

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ジョン・コルトレーンの初期の頃のリーダーアルバムで唯一、名門ブルーノートでの作品です。きっかけは『ブルー・トレイン』がリリースされた1957年頃、ソプラノサックス奏者のシドニー・ベシェのレコードをブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンに借りにいったこと。その時にリーダー作を収録しようと話をしたらしいですね。

おすすめは何といってもアルバムタイトルにもなっている『ブルー・トレイン』。キャッチーなテーマをテナーサックス、トランペット、トロンボーンの3管で息のぴったり合った秀逸な演奏を聴かせてくれます。
トランペットは当時19歳で後に歴史に残るジャズトランペッターとなるリー・モーガンが担当しています。

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収録曲

  1. ブルー・トレイン
  2. モーメンツ・ノーティス
  3. ロコモーション
  4. アイム・オールド・ファッションド
  5. レイジー・バード
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    ジョン・コルトレーンおすすめ名盤②

    ジャイアント・ステップス

    1959年リリース。マイルス・デイビスが『カインド・オブ・ブルー』で世にモードジャズを知らしめた年です。
    この頃はビ・バップ、ハード・バップのようにコード進行に沿ったアドリブはマンネリ化しつつありました。

    ジョン・コルトレーンはマンネリを打破し、自分のスタイルを追求するために様々な方法を模索した結果、アドリブの基本原理となるコードチェンジを極限まで押し進めた極めてメカニカルな演奏で挑んだのが本作です。

    「音を敷き詰める」ほど目まぐるしく演奏する様はシーツ・オブ・サウンズと呼ばれました。アルバムタイトルでもある『ジャイアント・ステップス』はシーツ・オブ・サウンズの真骨頂を堪能できます。『カウントダウン』は短い曲ですが圧巻の演奏です。

    [aside type=”boader”]
    収録曲

    1. ジャイアント・ステップス
    2. カズン・マリー
    3. カウントダウン
    4. スパイラル
    5. シーダズ・ソング・フルート
    6. ネイマ
    7. ミスター・P.C.
    8. ジャイアント・ステップス
    9. ネイマ
    10. ライク・ソニー
    11. カウント・ダウン
    12. カズン・マリー
    13. シーダズ・ソング・フルート

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    ジョン・コルトレーンおすすめ名盤③

    マイ・フェイヴァリット・シングス

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    映画『サウンド・オブ・ミュージック』で有名になった曲を取り上げた・・・。
    と思ったらどうやら映画よりこのアルバムの方が先の様です(^^;)

    『マイ・フェイヴァリット・シングス』はジャズの演奏にソプラノサックスを取り入れたことでも有名なアルバムです。ジョン・コルトレーンが何故、ソプラノサックスに目を付けたのか・・・。
    先に紹介した1957年作のアルバム『ブルー・トレイン』の収録のきっかけになったのはアルフレッド・ライオンに「ソプラノサックスで演奏しているCD」を借りにいったことなので、この頃から注目していたのかも知れません。

    説としてはタクシーに乗った時にたまたまソプラノサックスが忘れられていて、そのまま持ち帰ってしまったとか、マイルス・デイビスが自分のバンドを去ろうとしていたコルトレーンを引き留めるためにプレゼントしたのがきっかけとか色々あるようです(^^;)
    ※出典:知ってるようで知らないジャズおもしろ雑学辞典(小川隆夫著書)

    何はともあれジョン・コルトレーンはソプラノサックスでの『マイ・フェイヴァリット・シングス』の演奏が自分でも気に入り、生涯、愛奏しました。
    晩年の同曲の演奏は凄まじいものがありますが本アルバムに収録されているものは聴きやすくジャズ初心者の方でもおすすめできます。

    [aside type=”boader”]
    収録曲

    1. マイ・フェイヴァリット・シングス
    2. エヴリタイム・ウイ・セイ・グッドバイ
    3. サマータイム
    4. バット・ノット・フォー・ミー
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      ジョン・コルトレーンおすすめ名盤④

      バラード

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      ジョン・コルトレーンは「魂の叫び」のような演奏だけでなく甘いバラードも得意です。
      ジャズの初心者におすすめの1枚として良く紹介される本アルバム『バラード』。1962年の作品でこの頃は既にフリージャズに傾向しつつあり、凄まじい演奏スタイルになってきてますが、当時所属していたインパルスの企画なのかこの時期甘いバラードものを立て続けに出して商業的にも成功してます。

      どの曲もおすすめですが1曲目『say it』甘い演奏でで心を鷲掴みにされるでしょう。

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      収録曲

      1. セイ・イット
      2. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ
      3. トゥー・ヤング・トゥ・ゴー・ステディ
      4. オール・オア・ナッシング・アット・オール
      5. アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー
      6. ホワッツ・ニュー
      7. イッツ・イージー・トゥ・リメンバー
      8. ナンシー[/aside]

        ジョン・コルトレーンおすすめ名盤⑤

        至上の愛

        「聖者になりたい」そんな言葉を残したジョン・コルトレーンの神にささげた渾身のアルバム。全4楽章からなる組曲で決してジャズ初心者の方には向かないアルバムですが(^^;)
        ジョン・コルトレーンの最高傑作と評する方も多く、代表作としては欠かせない一作です。

        私的には先に紹介させていただいたアルバムを聴いていただいて「コルトレーンの音楽をもっと知りたい」と思った方に聴いてもらいたいですね。

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        収録曲
        パート1:承認
        パート2:決意
        パート3:追求
        パート4:賛美
        [/aside]

        Amazon『Prime Music』で聴けるジョン・コルトレーン

        • ブルー・トレイン
        • 100 John Coltrane Masterpieces
        • The John Coltrane Quintet with Eric Dolphy in Copenhagen, 1961
        • バラード
        • マイ・フェイヴァリット・シングス

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        今回、紹介したアルバムのうち3つ含まれてます。

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        まとめ

        マイルス・デイビスやセロニアス・モンクのバンドでも名演奏を披露してますが今回はリーダーアルバムに限らせていただきました。
        ジョン・コルトレーンはジャズにおいて超ビックネームなので「ジャズを聴く最初の一枚」に選ばれることも多いと思いますが、常に自己の音楽を追求してきたコルトレーン。

        故に演奏スタイルも時期によって様々です。
        本記事がジョン・コルトレーンに興味を持ちはじめた方にとって少しでも参考になれば幸いです(^^)

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