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オスカー・ピーターソンおすすめ名盤5選【超絶テクニックとエンターテインメント性を兼ね備える銀盤の皇帝】

今回はジャズピアニストのオスカー・ピーターソンです。
ジャズ史上きっての技巧派、そして陽気な演奏で聴く人を幸せな気分にさせる希代のエンターテイナーでもあります。

モダンジャズはビ・バップからはじまりハードバップ、モードジャズ等、常に進化してきました。
しかしオスカー・ピーターソンの演奏はというと不変、且つ、長きに亘りトップクラスのジャズミュージシャンとして活躍しました。

目次

オスカー・ピーターソンについて

生誕:1925年8月15日
出身地:カナダケベック州
担当楽器:ピアノ

オスカー・ピーターソンの主な経歴

年号 内容
1925年 5歳からトランペットとピアノを始めるが肺結核を患ったことからピアノに専念することになる
1949年 しばらくカナダで音楽活動を行うがノーマン・グランツと出会い、アメリカに進出
1959年 ノーマン・グランツがヴァーヴ・レコードを立ち上げたことにより移籍
1965年 1965年からはドイツのMPSレコードに在籍し、1973年からはパブロ・レコードに籍を置いた
1993年 脳梗塞を患い、歩くのも難しいほど後遺症の残る。しかしリハビリを重ね、左手が不自由ながらもピアノ演奏を再開した
1999年 第11回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞
2007年 2腎不全にてトロント郊外のミシサガ市の自宅で亡くなる

ジャズの楽しさを伝える超技巧派ピアニスト


1940年代、チャーリー・パーカー、デイジー・ガレスピーらがニューヨークでビ・バップを提唱します。
これがモダンジャズの始まりのですが・・・

モダンジャズのことについては別記事がございますので宜しければご参照ください。

モダンジャズとは【モダンジャズのおすすめ名盤10選】

モダンジャズの歴史においてチャーリー・パーカーがいて、そのバンドメンバーにマイルス・デイビスがいて・・・。
そしてマイルス・デイビスが台頭し自身のリーダーバンドを持ち出すとそこにジョン・コルトレーンがいて・・・。
後にそのジョン・コルトレーンがジャズに大きな影響を与える・・・。

など、何となく系譜的なものがあります(^^;)

しかしオスカー・ピーターソンはちょっと違った経歴を持っています。
先述のように「ジャズの歴史」を語るならあまり名は上がってこないのです。
こういったジャズの進化とは無縁の人だったと言えます。

勿論、無縁だからと言って評価が低かった訳ではありません。
何せあの超絶テクニックですから(^^;)

演奏に高尚な感性を求めるというより、圧倒的テクニックで明るい演奏で魅せるピアニストです。

日本ではビル・エバンスやキース・ジャレットのようなクラッシクを素地とする叙情的な演奏が好まれる傾向にありますが、オスカー・ピーターソンの演奏はわかりやすく凄い、そして幸せな気分になれる明るい演奏が多いのでジャズの最初の1枚に選んでもきっと満足していただけると思います(^^)

オスカー・ピーターソンおすすめ名盤①

酒とバラの日々~ベスト・オブ・オスカー・ピーターソン

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まずはベストアルバムを。
オスカー・ピーターソンは良く言うと不変、悪く言うとワンパターンに感じることがあります(^^;)

ですのでベストアルバムを聴けばオスカー・ピーターソンの演奏について大体のイメージはつくかと思います。
選曲も超有名スタンダード曲ばかりですので聴きやすいと思います。

超絶技巧過ぎて原曲が分かりくいという面もありますが(^^;)

おすすめは超シンプルなナンバー『Cジャムブルース』の演奏を。
オスカー・ピーターソンほどの超絶テクを駆使した演奏なら曲はこのくらいシンプルの方が良いと思えるくらいです。

オスカー・ピーターソンおすすめ名盤②

Trio


今やジャズのピアノトリオと言えばピアノ・ベース・ドラムですが、実はナット・キング・コールが1939年に結成したピアノ・ギター・ベースの編成が元祖と言えます。
そしてこの編成をナット・キング・コールから暫く受け継いでのがオスカー・ピーターソンです。

オスカー・ピーターソンも技巧派ですがギタリストのジョー・パスの演奏も素晴らしいです。

オスカー・ピーターソンおすすめ名盤③

We Get Requests

オスカー・ピーターソンの代表作でもありジャズの名盤の中でも人気の高い作品です。
『酒とバラの日々』の演奏も有名ですし、ボサノバの美しいバラード『コルコバード』や同じくボサノバの代表曲とも言える『イパネマの娘』の演奏も見事です。

ボサノバというのはゆるい感じの演奏が合う印象ですが、オスカー・ピーターソンのキレキレの演奏も意外とイケます!

※Amazonプライム会員の方は無料で視聴できます。

オスカー・ピーターソンおすすめ名盤④

ソロ


アルバムタイトル通り、オスカー・ピーターソンのソロピアノを堪能できる作品です。
収録曲も有名スタンダード曲が多く入ってます。
『バイ・バイ・ブラックバード』や「A列車で行こう」はジャズのスタンダードとして有名なだけでなくコード進行は比較的易しいことからジャムセッションの入門として重宝される曲です。
(余談ですが私もこの曲たちにはお世話になりました)

普通に演奏するなら本当にシンプルな曲なんですが・・・。
オスカー・ピーターソンの手にかかったらどんな演奏になるか!?

是非、聴いてみてください(^^)

オスカー・ピーターソンおすすめ名盤⑤

オスカー・ピーターソンの世界

こちらもオスカー・ピーターソンの作品の中で人気の高いアルバムです。
デューク・エリントンナンバーの『サテン・ドール』、ディズニー音楽の『不思議の国のアリス』という名曲をオスカー・ピーターソンの演奏で堪能できます。

特に『不思議の国のアリス』はディズニーのロマンティックな曲をオスカーピーターソンがどのように演奏するか・・・。

必聴です(^^)

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Amazon『Prime Music』で聴けるオスカー・ピーターソン

  • Tプリーズ・リクエスト(We Get Requests)
  • オスカー・ピーターソンの世界
  • ザ・トリオ+5 (オスカー・ピーターソン・トリオの真髄)
  • ナイト・トレイン+6

Amazonのプライム会員だと上記、4つのアルバムが無料で聴けます。

今回、ご紹介したアルバムは2つ含まれてます。
どちらもオスカー・ピーターソンの演奏を堪能するには十分の名盤ですのでプライム会員の方は是非、聴いてみてください(^^)

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まとめ

こうしてみるとオスカー・ピーターソンの名盤にはスタンダード曲が多く含まれてますね。
勿論、優れた作曲家でもあるとは思いますが、有名な曲を超絶テクニックで料理し、聴く人を明るくさせてくれる・・・。

ジャズに興味がある人の期待を裏切らない、おすすめのミュージシャンです。

以上、「オスカー・ピーターソンおすすめ名盤5選【超絶テクニックとエンターテインメント性を兼ね備える銀盤の皇帝】」でした。

 

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