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ジャズテナーサックスおすすめ10選【名曲&サックス奏者】ジャズ初心者用に厳選!

おすすめジャズのテナーサックス編です。

テナーサックスはジャズでは花形楽器の一つで、数多くの名奏者がいらっしゃいます。

今回は私なりに初心者の方でも聴きやすいものを10曲選定いたしました。

テナーサックス奏者と併せてご紹介したいと思います(^^)

目次

テナーサックスとは

サックスは代表的なものでいうと4種類あります。

サックスの種類
  • ソプラノサックス
  • アルトサックス
  • テナーサックス
  • バリトンサックス

上から順番に高音域となり、テナーサックスは下から2番目なので中~低音域を得意とする楽器で「男性の声の音域に近い楽器」と言われています。

故にジャズにおいて「クールな演奏」「シブい演奏」をさせればテナーサックスの右にでる楽器はありません。

また私見ではありますが「見た目」が格好良いです。

ジャズにおいてトランペットやアルトサックスと並び、フロントを務めることのできる人気が高い楽器です(^^)

おすすめジャズテナーサックス①  Cheese cake

by デクスター・ゴードン(GO)

長身で容姿端麗、且つオシャレだったと言われるデクスター・ゴードンはまさに「テナーマン」というイメージ。

演奏もテナーの魅力を存分に発揮し、豪快さのなかにどこか哀愁を感じさせます。

「Cheese cake」はデクスター・ゴードンのオリジナル曲です。

なのでジャズの方以外にはあまり知られていないかもしれませんが、メロディーがキャッチーなので初心者の方に是非おすすめしたい一曲です。

おすすめジャズテナーサックス② Say It

by ジョン・コルトレーン(バラード)

テナーサックス奏者の中でもピカイチの知名度を誇ります。

彼の音楽に対する求道者のような真摯な取り組みは数多くのミュージシャンからリスペクトされています。

ジョン・コルトレーンの晩年の音楽はその真摯な性格故にフリージャズに傾向し、どんどんマニアックになっていきます(^^;)

「Say It」はジョン・コルトレーンがフリージャズに傾向する前の演奏です。

圧倒的なテクニックが売りのジョン・コルトレーンですが「say  It」の演奏では歌心溢れる演奏を披露しています。

とても素直で美しい演奏なので初心者の方でも聴きやすいと思います。

おすすめジャズテナーサックス③ Moritat (Mack the Knife)

by ソニー・ロリンズ(サキソフォンコロッサス)

未だご存命のジャズジャイアンツ。

恵まれた体躯、放たれる豪快な音色とは裏腹に自身の音楽に限界を感じ、4回も失踪した経験を持つ繊細な心の持ち主(^^;)

歌ごごろ溢れるメロディアスなアドリブはまさに芸術です。

「Moritat」が収録されているアルバム『SAXOPHONE  COLOSSUS』はジャズの名盤の中でも屈指の逸品です。

同アルバムの収録曲の中では「Moritat」以外に「セント・トーマス」という曲がとても有名ですが、私的には初心者の方におすすめしたいのは「Moritat」です。

「セント・トーマス」も素晴らしいですが、ちょっと初心者の方にはトリッキーな感じがするかもしれないからです(^^;)

おすすめジャズテナーサックス④ Recado Bossa Nova

by ハンク・モブレー(デッピン)

Recado Bossa NovaをYouTubeで聴く

テナーサックスとトランペットのユニゾンが心地よい一曲。

ボサノバの曲でボーカルバージョンですがこちらの記事でも紹介したことがあります。

ボサノバの名曲10選【おすすめのボサノバを美人女性ミュージシャンの演奏でご紹介】

ハンク・モブレーというテナーサックス奏者はジャズ史上に残る名プレイヤーではありますがジョン・コルトレーンやソニ・ーロリンズに比べ「普通っぽい」「特徴があまりない」とたまに酷評されることもあります(^^;)

しかし逆に言うとヘンに奇を衒わないので初心者の方にも入っていきやすいと思います。

この「Recado Bossa Nova」もテーマ部分は下手にアレンジしていなく素直に聴かせてくれる印象を持ちます。

おすすめジャズテナーサックス⑤ Lullaby of Birdland

スタン・ゲッツ(スタン・ゲッツ オールザ ベスト)

これだけ独特の演奏をするサックス奏者は他にいないでしょう。

「奇を衒って」独特なのではなく、「テナーサックスとは思えない華麗な演奏をする」独特なプレイヤーです。

玄人も唸らせるほどの独自の演奏スタイルを持ちながら、大衆にも受け入れられるキャッチーな演奏もできる稀有な存在です。

ボサノバをメジャーにした立役者でもあります。

スタン・ゲッツの演奏は紹介したい曲が沢山あるのですが今回はこの「Lullaby of Birdland」。

私はサックスのオムニバスのCDでこの曲を聴いて一発でファンになりました。

おすすめジャズテナーサックス⑥ Jive at Five

ズート・シムス(ダウン・ホーム)

スイング様式では最強と言われるテナーサックス奏者。

この実直なスイング感はジャズ初心者にも心地よく聴こえると思います。

楽団で演奏していたこともあり、自身のバンドを持つようになってからもグイグイと前に出るというよりアンサンブル重視のバランス型の演奏を数多く残しました。

テナーサックスのは中低音が魅力の楽器ではあるのですが、ズートの演奏は高音域が多めという特徴があります。

おすすめジャズテナーサックス⑦ Black Orpheus

ウェイン・ショーター(ウェイニング・モーメンツ)

黒いオルフェをYouTubeで聴く

ジャズメッセンジャーズ、マイルスクインテッド、ウェザーリポート等のメジャーバンドを経験し、通算9度のグラミー賞を獲得したジャズミュージシャンの中でも屈指のスターミュージシャンです。

作曲者としても評価が高いので、彼自身のオリジナル曲を紹介しても良いのですが、今回は初心者の方向けに紹介してますので敢えてスタンダード曲をチョイスしました。

邦題「黒いオルフェ」は同タイトルの映画の主題歌。

古い映画なので知らない人も多いと思いますが・・・(^^;)

この曲のテーマ部分は聴いたことのある方も多いのではないのでしょうか。

おすすめジャズテナーサックス⑧ Recorda-Me

ジョー・ヘンダーソン(ページワン)

ジョーヘンの愛称で親しまれるテナーマン。

テナーらしい渋みのある音色ですが、豪快というよりもクールに淡々と演奏するのが特徴のサックス奏者です。

この「Recorda-Me」の収録されているアルバム『PAGEONE』はトランペッターのケニー・ドーハムが作曲した「ブルーボッサ」が初リリースしたことで有名です。

私もこのアルバムはまだまだ初心者の頃「ブルーボッサ」目当てで手に入れましたが、意外に!?この「Recorda-Me」が印象的だったので今回はこちらを紹介させていただきました(^^)

おすすめジャズテナーサックス⑨ All Of Me

レスター・ヤング(プレス&テディ)

クールジャズの元祖と言っても過言ではない伝説のサックス奏者。

テナーサックスの奏者の特徴として大きく分けて「豪快にゴリゴリ演奏するタイプ」「クールにメロディアスに演奏するタイプ」の二つに別れます。

レスター・ヤングは後者の代表的なジャズミュージシャンという訳です。

彼の演奏スタイルは後のビ・バップの創始者と呼ばれるチャーリー・パーカーにも影響を与えたほどです。

こちらの「All OF ME」の収録されている『Pres & Teddy』は晩年の作品ですが充分に魅力的な演奏です(^^)

おすすめジャズテナーサックス⑩ Sugar

スタンリー・タレンタイン(シュガー)

これぞブルース!!

テナーの魅力を存分に発揮しファンキーに聴かせてくれる曲です。

スタンリー・タレンタインは男らしくブルージィな演奏が得意な、いわゆるボステナーに属するサックス奏者。

彼にかかればどんな曲でも硬派なブルースに聴こえてしまいます。

まとめ

私自身がテナーサックスを少々かじってますのでジャズを楽器別で分けると、テナーサックスが一番多くの演奏を聴いてます。

初心者の方におすすめするにあたり気を付けたことは

  1. メロディーがキャッチーである
  2. テーマは比較的、素直に演奏している
  3. 「歌ごごろ」ある演奏をしている

この3点です。

「1」と「2」は全ての楽器に共通していえることですが、気を付けたのは特に「3」。

テナーサックスにはホンカーと呼ばれる演奏者がいます。

ワイルドな音色でブロウしまくる演奏で熱烈な支持者もたくさんいますが、初心者の方が聴くと「??」となると思います。

クールであろうが豪快であろうがファンキーであろうが、「歌ごごろ」のある演奏だと初心者の方でもまだ聴く気になれるだろうなと。

私自身がそうでしたので(^^;)

参考になれば幸いです(^^)

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