キャノンボール・アダレイおすすめ名盤5選【ソウルジャズ、ファンキージャズ】

ソウル・ジャズ、ファンキー・ジャズの第一人者の一人、アルトサックス奏者のキャノンボール・アダレイ。
「キャノンボール」のニックネームは「大食漢」からきているようです(^^;)
今回はマイルス・デイビスのバンドや兄弟バンド(弟:ナット・アダレイ)でジャズシーンを沸かせたキャノンボール・アダレイとその名盤の紹介です。

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抜群のリズム感とテクニック


キャノンボール・アダレイの演奏は「わかりやすく上手い」。
拙い表現ですが楽器は鳴るし、リズム感は抜群だし、テクニックは素晴らしいし・・・。
豪快で華のある演奏です。
アルトサックスといえばチャーリー・パーカーという神のような存在がいますが、万人受けするという意味ではキャノンボール・アダレイに憧れてアルトサックスを始める人も多いと思います。

キャノンボール・アダレイは父がコルネット奏者で弟のナット・アダレイも同じくコルネット奏者。
いわゆる「音楽一家」ですね。こうした環境から自然と子供の頃から楽器(アルトサックス)を習うようになったようです。
成人してからもすぐに一攫千金を夢見てニューヨークやロサンゼルスに行くわけでなく、地元のフロリダで教師をしながら地味に演奏活動をしていたらしいです。
豪快でセンスあふれる演奏とはうらはらに堅実な性格なのでしょうか(^^;)

1955年にはやっとニューヨークに進出しますが、これはミュージシャンとしてではなく大学に入り、修士課程をとるため。
しかし、ニューヨークでキャノンボール・アダレイの才能が知れ渡るのは時間の問題でした。

1957年にマイルス・デイビスのバンドに加入。キャノンボール・アダレイの名義(実質はマイルス・デイビスがリーダー)でリリースしたアルバム『サムシン・エルス』はジャズの名盤の中でもトップクラスの人気を誇り、収録曲の『枯葉』はこのアルバムでジャズのスタンダード曲になったと言われています。
1959年にリリースされたマイルス・デイビスのリーダー作『カインド・オブ・ブルー』にもメンバーとして参加。

チャーリー・パーカー以後のアルトサックス奏者の第一人者として不動のポジションを手に入れます。

マイルス・デイビスのバンドを脱退後も弟のナット・アダレイとバンドを組み、ソウル・ジャズ、ファンキー・ジャズ路線で商業的にも成功します。
1963年には日本にも来日しました。

1975年に脳梗塞で46歳で亡くなります。
もともと大食だったため若い頃から糖尿病に悩まされ、偏頭痛などの持病もあったそうです。

46歳は若いですね~。

キャノンボール・アダレイおすすめ名盤①

サムシン・エルス


一応はキャノンボール・アダレイのリーダーアルバム(^^;)
しかし、実質はマイルス・デイビスがリーダーです。
マイルス・デイビスは1955年に大手レコード会社コロンビアと専属契約を結んだため、不遇の時代も良くしてくれたブルーノートでリーダーアルバムを出せなくなりました。
そこで自身のバンドメンバーであるキャノンボール・アダレイをリーダーにして臨んだアルバムが『サムシン・エルス』です。

このアルバムはマイルス・デイビスとブルーノートのプロデューサーのアルフレッド・ライオンの友情物語や、今やジャズのスタンダード曲の中でも随一の知名度を誇る『枯葉』がジャズのスタンダード曲の仲間入りを果たしたことで有名なアルバムですが・・・。

キャノンボール・アダレイの目線で行くと最後の曲『Dancing in the Dark』。
魂が震えるくらい格好いいです!

キャノンボール・アダレイおすすめ名盤②

マーシー・マーシー・マーシー


ソウルジャズとして大ヒットしたライブ盤。
後に「ウェザー・リポート」の中心として活躍するジョー・ザヴィヌルがバンドメンバーに加わっています。

スイングジャズからモダンジャズに時代が変わり、大衆性から芸術性に重きをおかれたジャズですが、ソウル・ジャズ、ファンキー・ジャズは幾分、大衆性に重きを置いたイメージです。
ビ・バップを小難しいと感じる方にもおすすめできるアルバムです。

アルバムタイトルにもなっている『マーシー・マーシー・マーシー』はキャッチーなメロディでシングルカットもされ大ヒットしました。

キャノンボール・アダレイおすすめ名盤③

CANNONBALL’S BOSSA NOVA


ボサノバのイメージは軽快で穏やかでな「癒し系の音楽」というイメージがありますが、ファンキーなキャノンボール・アダレイが演奏するとどうなるか・・・。
やはりブルージィな印象も多少ありますが、何とも上品な仕上がりになっていて、結構良い感じです。

特にボサノバの曲の中でも屈指のバラード『コルコバード』は素敵です。
ソウル・ジャズ、ファンキー・ジャズの立役者、キャノンボール・アダレイの別の一面が垣間見える名盤です。

キャノンボール・アダレイおすすめ名盤④

キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ

当時のマイルス・デイビスのリーダーバンドのマイルス抜きで収録したアルバム(^^;)
このアルバムは何といってもテナーサックスのジョン・コルトレーンとの共演が聴きどころです。

キャノンボール・アダレイもジョン・コルトレーンもマイルス・デイビスのバンドを脱退後は目覚ましい活躍を魅せますが、この頃はお互いしのぎを削り、メキメキと力をつけてきた時期なので聴き応え十分です。
アップテンポの曲からバラードまで名演奏、目白押しです。

キャノンボール・アダレイおすすめ名盤⑤

Them Dirty Blues


『ワークソング』『ダット・デア』等、超人気曲が収録されているキャノンボール・アダレイの代表作。
キャノンボール・アダレイの真骨頂とも言えるファンキーな演奏が堪能できます。

特に『ワークソング』はCMソングでも使わることが多いので聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
キャッチーで派手な演奏はジャズファンでなくても魅了されるほどの素晴らしい演奏です(^^)

Amazon『Prime Music』で聴けるキャノンボール・アダレイ

  • サムシン・エルス
  • The Complete Recordings: 1959-1962
  • キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ
  • キャノンボール・アダレイ

Amazonのプライム会員だと上記、4つのアルバムが無料で聴けます。

今回、ご紹介したアルバムは2つ含まれてます。
『サムシン・エルス』で『Dancing in the Dark』を聴けますし、『キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ』でジョン・コルトレーンとの共演も堪能できます。
コンプリートアルバム的なものもありますので取り急ぎAmazonプライム会員ならキャノンボール・アダレイの演奏を充分に愉しめると思います(^^)

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まとめ

ソウルジャズ、ファンキージャズは大衆に寄り添った傾向にありますが、チャーリー・パーカーの後継者と言われるほど確かな実力を兼ね備えたキャノンボール・アダレイの演奏ですので決して薄っぺらいものではありません。
もちろんビ・バップやバラードを演奏しても絶品のキャノンボール・アダレイ。
サックスメインのアルバムを探されているかたには間違いなくおススメできます。

以上、「キャノンボール・アダレイおすすめ名盤5選【ソウルジャズ、ファンキージャズ】」でした。

 

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