ジャズと読書が中心の趣味ブログ 【詳細はこちら】

クリフォード・ブラウンおすすめ名盤5選【ジャズ史上に残る悲運の天才トランぺッター】

今回はジャズ史上に残る天才トランぺッター、クリフォード・ブラウンをおすすめ名盤と合わせてご紹介します!
交通事故で25歳の若さで亡くなった悲運の天才。
短い期間ではありますがハード・バップ全盛の1954~1955年の2年間、マックス・ローチと共に目覚ましい活躍で数々の名盤を残しました。

目次

クリフォード・ブラウンの主な経歴

出生名:Clifford Benjamin Brown
生誕:1930年10月30日
出身地: アメリカ合衆国
担当楽器:トランペット

西暦内容
1930年デラウェア州ウィルミントン生まれ。
12歳からトランペットを始める。
1948年デラウェア州立大数学専攻入学
1949年メリーランド州立大音楽科専攻転校
1953年アート・ブレイキーのサポートの中、初のリーダー・セッションを行う。
ライオネル・ハンプトン楽団のヨーロッパ・ツアーにも参加。
1954年マックス・ローチとともにクリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット結成。
1955年ソニー・ロリンズがメンバーに参加。
着実にキャリアを歩み始める。
1956年バドパウエルの弟の妻、ナンシーが運転する車に同乗し、シカゴに向かう途中に交通事故死。
享年25歳。

クリフォード・ブラウンの紹介

クリフォード・ブラウンが活躍したのはハード・バップが流行っていた時期。
年齢で言うと同じトランペッターのマイルス・デイヴィスより年下、リー・モーガンより年上で実質、5年程度の活動でしたがジャズ史上に大きなインパクトを与えたジャズトランぺッターです。

1930年、デラウエア州ウィルミントン生まれ、13歳の時、父の影響でトランペットを始めました。
学生バンドで活動していた頃、ディジー・ガレスピーに評価されたことをきっかけにジャズミュージシャンを志すことになります。

1953年にはジャズメッセンジャーズ結成前のアート・ブレイキーに迎えられ、ジャズ史上に残るセッション、「バードランドの夜」に参加します。
翌年にはマックス・ローチと共にクインテットを結成し、数々の名盤を録音します。

テナーサックスの人気奏者、ソニー・ロリンズもバンドメンバーに迎え入れ、この頃はあのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ勢いがありました。

また、自身のバンドだけでなく、ヴォーカリストとの共演でも非凡な演奏能力を発揮しました。

当時の大スター、ダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーン、ヘレン・メリルらとの共演もとても高い評価を残してます。

まさに破竹の勢いでスターへの道を駆け上がったクリフォード・ブラウンですが、1956年、バドパウエルの弟、リッチー・パウエルの妻、ナンシーが運転する車に同乗し、シカゴに向かう途中に交通事故に遭い、25年の生涯に幕を閉じます。

トランペットの演奏能力、作曲能力だけでなく人望も厚く、多くのミュージシャンから慕われていたクリフォード・ブラウン。
しかも当時、活躍していたジャズミュージシャンの間で流行っていた麻薬にも手を出さない真面目な性格で、まさに非の打ち所がない素晴らしいミュージシャンでした。

不慮の交通事故が無ければ、彼は1960年代以降のジャズシーンにどんな影響を与えていたのでしょうか…。

もちろん、このまま順調にキャリアを歩んで行くとも限りませんが、1960年代はモードジャズ、フリージャズ、ボサノバなどジャズも多様化する時代に突入します。

クリフォード・ブラウンが生きていれば、また違った方向性のジャズが生まれていたかもしれませんね。

クリフォード・ブラウンのおすすめ名盤①

スタディ・イン・ブラウン

1955年マックス・ローチとのクインテットでリリースされました。
クリフォード・ブラウンの鮮やかで歌心溢れるソロが堪能できます。

1曲目の『チェロキー』での颯爽と吹き抜けるソロが特におすすめ。
最後のジャズの定番中の定番『A列車で行こう』も是非、聞いていただきたいです。

このようなシンプルで親しみやすい曲をミュージシャンたちがどのようにアレンジしていくかもジャズの醍醐味です!

クリフォード・ブラウンのおすすめ名盤②

クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス

1955年リリース。
歌心溢れるトランペットの演奏を聴きたい時の鉄板アルバムです。
クリフォード・ブラウンの演奏にストリングスの美し演奏が加わり聴く人を魅了します。

特にジャズスタンダード曲『スターダスト』は必聴です。
この曲は男性側の失恋ソングですが、クリフォード・ブラウンの哀愁漂う演奏が素晴らしくマッチしています。

クリフォード・ブラウンのおすすめ名盤③

Clifford Brown & Max Roach

1955年、クリフォード・ブラウンがマックス・ローチとクインテット結成後、初のスタジオセッションを収録したアルバム。
ここからクリフォード・ブラウンはマックス・ローチと共に数々の名盤を録音していくことになります。

『Daahoud』と『Joy spring』はクリフォード・ブラウンのオリジナル。
これらの曲を聴いていただくとクリフォード・ブラウンは演奏だけでなく作曲能力も高いことがご理解いただけるかと思います。

クリフォード・ブラウンのおすすめ名盤④

イン・コンサート~コンプリート・ヴァージョン

1954年に行われたライブを収録したアルバム。
クリフォード・ブラウン唯一のライブアルバムになります。

ジャズの醍醐味はやはりソロのアドリブ。
その時々のアイデアやインスピレーションで演奏する訳ですからライブ盤はまさにジャズのスリリングなソロを堪能するにぴったりです。

『テンダリー』の歌心溢れる演奏は思わずぐっときます!

クリフォード・ブラウンのおすすめ名盤⑤

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン

1954年、リリース。
「ニューヨークのため息」ヘレン・メリルとの共演アルバムです。

クリフォード・ブラウンはボーカルを引き立たせつつクリフォード・ブラウン自身の演奏もしっかり魅せるセンスの持ち主でした。

2曲目『You’d Be So Nice To Come Home To』はジャススタンダード曲の中でもメジャーな一曲。
『What’s New』はバラード、ハスキーな声で切なげに歌うヘレン・メリルと共にまたしても歌心溢れる演奏を聴かせてくれます。

まとめ

どんな曲を演奏しても素晴らしいクリフォード・ブラウンですが、私はバラードの演奏が特に好きです。
マイルス・デイヴィスの研ぎ澄まされたクールな演奏も良いですが、クリフォード・ブラウンの演奏はどこか温かみを感じます。

変に奇をてらわず、「素直に素晴らしい」と感じる演奏はジャズを聴き始めの人にもおすすめできます!

おすすめ記事

関連記事

目次
閉じる